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秋の歌
秋風の
ヴィオロンの
節(ふし)ながき啜泣(すすりなき)
もの憂き哀しみに
わが魂を
痛ましむ。
時の鐘
鳴りも出づれば
せつなくも胸せまり
思ひぞ出づる
来(こ)し方に
涙は湧く。
落葉ならね
身をば遣(や)る
われも、
かなたこなた
吹きまくれ
逆風(さかかぜ)よ。
ポ-ル・ヴェルレーヌ(堀口大學訳)
僕の好きな詩のひとつだ。
ちょっと今の季節にはそぐわないけれど、
チャイコフスキーの「感傷的なワルツ」を聴くと
なんとなく、この詩を思い出す。
ヴァイオリンの響きが
すすり泣いているようで
ワルツなのに
なぜこんなにも悲しく踊っているのかと
胸が痛くなる。
ひとりで踊っているのか
それとも
想う人が誰かと踊っている姿を
眺めているのか。
遠くから
想っているだけなのかもしれない。
ヴィオロンの
節(ふし)ながき啜泣(すすりなき)
もの憂き哀しみに
わが魂を
痛ましむ。
時の鐘
鳴りも出づれば
せつなくも胸せまり
思ひぞ出づる
来(こ)し方に
涙は湧く。
落葉ならね
身をば遣(や)る
われも、
かなたこなた
吹きまくれ
逆風(さかかぜ)よ。
ポ-ル・ヴェルレーヌ(堀口大學訳)
僕の好きな詩のひとつだ。
ちょっと今の季節にはそぐわないけれど、
チャイコフスキーの「感傷的なワルツ」を聴くと
なんとなく、この詩を思い出す。
ヴァイオリンの響きが
すすり泣いているようで
ワルツなのに
なぜこんなにも悲しく踊っているのかと
胸が痛くなる。
ひとりで踊っているのか
それとも
想う人が誰かと踊っている姿を
眺めているのか。
遠くから
想っているだけなのかもしれない。
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