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真昼の月

僕の記憶
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  • 05/04/23:46

ヴィターリのシャコンヌ

 ヴィターリは、イタリアの作曲家なので、フランス音楽じゃないんだけど・・・。
カテゴリがこれしかなかったので。
って、作ればいいんだけどね。

あ、でも、シャコンヌというのは、もともとスペインで生まれた民族音楽のチャコーナが、イタリアで人気を得てチャッコーナになり、それがフランスに入ってきてフランス風のシャコンヌとなったようなので、フランス音楽っていうのも当たらずも遠からず・・・かな。

ま、いっかってことで。

シャコンヌといえば、バッハが一番有名なんだけど、
僕は、ヴィターリのシャコンヌがたまらなく好きだ。
バッハのシャコンヌも好きだけれど。

ヴィターリのシャコンヌは、とても甘く美しいメロディから始まり、進むにつれてその美しくも刹那的な哀しい響きは、様々なアレンジを加えてどんどん追い詰められていく。
その退廃的で、耽美的な曲に涙せずにいられない。
ヴィターリは、なににこんなに嘆いていたんだろうか・・・。
激しい情熱と、深い哀しみが胸につきささる。



で。

僕は昔からの憧れの、この曲にチャレンジしてみようと、楽譜を購入。
技術的には、まだまだ追いついていなんだけど、長期的計画で少しずつでもさらえれば、いつかは最後まで・・・と思って。


はーー・・・。
僕が弾くと、はっきり言って違う曲だ・・・・。

違う意味で、嘆かわしい曲だ。
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古風なメヌエット

ラヴェル作曲の好きな曲の中のひとつだ。
どの和音の響きもどこか少し不安定で美しい。
たくさんの色が重なり合って、繊細で微妙な色彩をあらわすように、この曲は本当に美しい絵画のようだ。

僕は雨のふる寒々とした景色をながめつつ、この曲を聴いている。
僕のイメージでは、なぜか枯葉を踏みながら銀杏並木を歩いている感じだ。今、少し寒いからかもしれない。
枯葉の舞い散るのが美しく物悲しい。
この曲は、ラヴェルの20歳のときの作品らしい。
20歳の彼はなにを想ったんだろう。
冷たくくもった窓からの景色が、どこか遠く思えた。

亡き王女のためのパヴァーヌ

この曲も、好きな曲のひとつだ。
とても感傷的で、繊細で、優美なこの曲は、タイトルも美しい。

この曲をつくったラヴェルは、このタイトルを韻を踏む遊び(亡き王女は、フランス語でinfante défunte)からつくったらしいけれど、タイトルのもつ少し哀しげで感傷的な響きは、曲の旋律とともに心に響く。
今は亡き幼くて愛らしい王女が、城の庭で、鳥と遊んだり、水辺で澄んだ水を手にすくったりする様子を想像する。

ラヴェルの編曲したオーケストラヴァージョンもあってそちらも好きだけれど、僕はピアノヴァージョンのほうが、より透明感があって、より繊細に思えるので好きだ。



聴くのもすきだけれど、できたら弾きたいなぁとか思って、つい楽譜を買ってしまった。
譜面だけ見ると、弾けそうかなと思うのだけれど、中学でピアノをやめてしまった僕には、なかなかハードルが高い。
とりあえず、1ページ目だけ弾けた。(とはいっても、いちおう譜面に書いてあるようには弾けたっていうだけで、この曲のもつ繊細さや透明感からひどく遠いものだけれど・・・)
僕の手元にある楽譜は、全5ページなのだけれど、なんか後半弾ける気がしない・・・・。



最近思うのは、ちゃんと習っておけばよかったな、っていうこと。
バイオリンとピアノを習っていたのだけれど、子供のころは、ただめんどくさくって、練習もろくにしなかったし、ただ惰性でレッスンに行っていた。
そのうち、二つ楽器を続けるのは、忙しくなり始めた中学で困難になって(今から思えば、言い訳なだけだったけど)、ピアノをやめてしまった。
さらに、高校にはいってバイオリンもやめてしまい、残ったのは、何をやっても中途半端な自分だけだった。


今頃になって、ふと楽器が弾きたくなって、時々さわっている。
あのころより、さわってる気がする。
もっと、ちゃんと練習してきていれば、まじめにレッスンもうけていれば、もっと上手く弾けてたんだろうか。


人差し指で、鍵盤をひとつたたいてみる。
その音の響きは、美しく、昔感じることのできなかった愛しさを、今、感じている。

ラロのヴァイオリン協奏曲

ヴァイオリンの美しい旋律を聴いている。
ピアノ曲も好きだけれど、ヴァイオリンの響きは、本当に美しい。
ラロのヴァイオリン協奏曲は、最近の僕のお気に入りだ。

ラロの曲は、フランス音楽の優美な愁いをおびた響きを持ちながらも、
重厚な響きもかねそなえていてとても惹きこまれる。
スペイン交響曲の1楽章などは、黒く、厚い雲の下で、
強い北風にふるえながら、立ち尽くしているようだ。


ラロの曲は、夏むきじゃないかも。

もちろん、僕の偏見だけど。

古風なメヌエット

ラヴェル作曲の好きな曲の中のひとつだ。
どの和音の響きもどこか少し不安定で美しい。
たくさんの色が重なり合って、繊細で微妙な色彩をあらわすように、この曲は本当に美しい絵画のようだ。

僕は雨のふる寒々とした景色をながめつつ、この曲を聴いている。
僕のイメージでは、なぜか枯葉を踏みながら銀杏並木を歩いている感じだ。今、少し寒いからかもしれない。
枯葉の舞い散るのが美しく物悲しい。
この曲は、ラヴェルの20歳のときの作品らしい。
20歳の彼はなにを想ったんだろう。
冷たくくもった窓からの景色が、どこか遠く思えた。
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